ACT GOMISSION
ゴミからつくろう、未来の価値

「ACT GOMISSION(アクト・ゴミッション)」は、廃棄物をエネルギーや資源へと変換する革新的な技術を活かし、地域が抱えるエネルギー・環境・循環型社会の課題に取り組む共創型プロジェクトです。
本プロジェクトは、技術開発を担うAOIRO Actionと、社会実装やストーリーデザインを担う未来づくりカンパニーの共同プロジェクトとして始動しました。

プロジェクト名「GOMISSION」は、“GOMI(ゴミ)”と“MISSION(使命)”を組み合わせた造語です。
私たちは、ゴミを単なる問題としてではなく価値として捉え、地域の力に変えていく技術と仕組みを通じて、使命感を持って、持続可能な社会への道を切り開いていきます。
廃棄物由来エネルギー技術について
現代社会が直面している重要な課題の中に、増え続ける廃棄物の処理問題と、安全かつ持続可能なエネルギーの安定供給があります。
「ACT GOMISSION」は、これらの課題を一体的に捉え、社会の中で“不要なゴミ”から、社会に“必要なエネルギー”を生み出す革新的な技術を活用しています。
このコア技術が、中小型エネルギー変換システム「EnviroFusionシステム」です
ゴミを燃焼させることなく減容化しながら、水素リッチガスを製造して、電気や熱、合成燃料などの低炭素なエネルギーへと転換します。
●EnviroFusionシステムの特徴
・バイオマスから廃プラスチックまで、幅広い廃棄物に対応可能
・地域の特性、廃棄物の特性に応じて、柔軟なカスタマイズが可能
この技術の強みは、単なる焼却やリサイクルでは実現できない、資源循環とエネルギー創出の同時実現にあります。
>技術の詳細はこちら
地域での活用例
●離島・飛び地での地産地消エネルギー活用
離島や山間部などの交通・輸送インフラが制限される地域では、廃棄物処理場までの輸送コストが高く、持続可能な社会インフラの維持が困難です。

本技術の導入によって、廃棄物の輸送コストを抑え、現地で処理、さらに発電を行うことで、エネルギー自給+ごみ問題解決モデルを構築することができます。
収益モデル例:
・廃棄物の運搬コスト削減(年間数千万円単位)
・エネルギー自給による光熱費圧縮
・離島振興交付金、再エネ補助金の活用
●飲食店街での循環型発電
近年、インバウンドの増加等により路上飲みなども増え、飲食店街のゴミ問題は年々喫緊の課題となっています。こういったエリアは、多くの場合、産業廃棄物の収集・処理を事業者個々で行う必要があるため、コストや手間も大きな課題となっています。加えて、廃棄物収集業者の人手不足も深刻です。

解決策として、飲食店街単位で本技術を導入し、店舗から出る生ごみや廃プラスチックなどの廃棄物をその場で処理し、エネルギーに変換することで、街灯やイルミネーションなどに活用することができます。 また、「ゴミが電気(灯り)に変わる」ことを可視化するアート演出×環境意識を融合した体験価値を創出することで、街そのものが循環型エネルギーの象徴となり、地域のブランディングにも繋がります。
もちろん、処理コストの削減、自治的な循環型まちづくりのモデル形成が可能です。
収益モデル例:
・飲食店からの廃棄物処理費(従来の産廃費用より安価)。
・EnviroFusionシステムをパブリックアート化することによる観光客集客、スポンサー収入。
・環境省や自治体の脱炭素補助金の活用
●都市鉱山ジュエリー × ふるさと納税
家庭やオフィスで使われなくなったスマートフォン・パソコンなどの電子機器や小型家電には、金・銀・レアメタルなどの貴重な貴金属が多く含まれており、これらは“都市鉱山”と呼ばれています。しかし、それらの回収・抽出には技術と手間がかかり、地域での循環は進んでいません。

本技術の導入によって、地域で回収された廃棄電子機器から金属資源を抽出することが可能になります。抽出された金属は、地域の伝統工芸やデザインと掛け合わせて、新たな地域ブランドのジュエリーを創出し、地域の価値に繋げる展開も可能です。それらをふるさと納税の返礼品とすることで、地域における資源循環とブランディングを両立させます。
収益モデル例:
・レアメタル抽出(高価格原料)
・抽出された金属を活用した商品の販売(サステナブルブランドかつその地域の金属という、今までにない付加価値)
・ふるさと納税による寄付金
●サステナブル宿泊施設の実現
インバウンド観光客が増加し、観光地や宿泊施設では、大量の食品廃棄物や使い捨て資材が日々発生しています。観光による環境負荷の増加が国際的にも注目される中、サスティナブルツーリズム、サスティナブルホテルなどの需要が高まっています。

ホテルや旅館に本技術を導入し、その場で処理・エネルギー化することで、館内照明や給湯に活用し、“ごみから価値を生むサステナブルな宿泊体験”を提供することが可能になります。例えば温泉街であれば、廃棄物由来エネルギーを浴場の加温や暖房に活用することもできます。
環境配慮宿泊施設としてブランディングにも貢献します。
収益モデル例:
・廃棄物処理費の削減(委託→自社内処理)
・サステイナブル宿泊施設としてのブランド価値向上と集客増加
・環境宿泊税やふるさと納税の活用
本プロジェクトは、全国各地の自治体・地域事業者・観光施設などとの連携により、エネルギー・環境・資源循環・観光・福祉・教育といった分野を横断的に展開していく予定です。現在、「ACT GOMISSION」の技術導入・社会実装にご関心のあるパートナーを募集中です。地域課題をエネルギーと循環の力で解決したい皆様との共創を心よりお待ちしております。
お問い合わせ・連携に関するご相談は、AOIRO Actionまたは未来づくりカンパニーまでお気軽にご連絡ください。